真っ赤な曼珠沙華が細い花弁を揺らし、金木犀の香りが仄かに漂う季節となりました。
日中の蒸し暑さも日を追うごとに穏やかになり、朝晩もそれとなく肌寒さを感じ始めております。
さて、今回は秋の味覚を楽しもうということで、テーマは『サンマ(秋刀魚)』。
秋刀魚に含まれる栄養素や、おいしい秋刀魚の見分け方・焼き方などについてまとめてみました!

point1.サンマに含まれる栄養素
サンマにはたくさんの栄養が含まれています。
必須アミノ酸をバランスよく含んだ良質のタンパク質や、貧血防止に効果のある鉄分、粘膜を丈夫にするビタミンA、また骨や歯の健康に欠かせないカルシウムとその吸収を助けるビタミンDも多く含んでいます。
今話題の頭の良くなると言われているDHAには、中性脂肪や悪玉コレステロールを減らす効果があり、体系の気になる方・育ち盛りのお子さんからお年寄り、とまさに老若男女に効果的な万能の食材と言えます。
また、サンマに付き物の大根おろしには、焼き魚のこげ部分の発ガン物質を分解する酵素(アミラーゼ)が含まれており、合わせて食べるとまさに一石二鳥です。
【主な栄養素:EPA DHA ビタミンA ビタミンD ビタミンE ビタミンB2 カルシウム 鉄分など】

point2.よいサンマの見分け方
1.頭から背中にかけて盛り上がり、厚みのあるサンマの方がより脂が乗っています。
2.魚は内臓から悪くなるので、お腹が硬いサンマの方が新鮮です。
3.黒目の周りが濁っておらず、透明で澄んでいる事。
4.尻尾を持った時、刀の様に一直線に立つサンマは新鮮です。
※口と尾が黄色いものは脂が乗って美味しいと言われていますが、最近ではそうではないという説もあります。

point3.こだわり!美味しいサンマの焼き方
【サンマの塩焼きの材料】 サンマ・・1尾 塩・・小さじ1/3(約2g)※大根おろし、かぼすなどもお好みで。

≪ サンマのうろこを確認する ≫
サンマを焼く前の下ごしらえの一番はじめは「うろこ取り」です。 うろこ取りと言っても、サンマは水揚げされる時に
ほとんどのうろこが取れてしまうので、サンマの表面についていないかを確認する程度でOKです。
青色のうろこがあれば包丁の先でなでるように取り除いておきましょう。
※サンマのワタを抜いてから焼く場合は、サンマを洗う前にワタを取るとよいです。

≪ サンマに切り込みを入れる ≫
うろこを取ったらさっと水洗いしてよく水気をふき取ります。焼く前には切り込みを入れるのですが、切り込みを入れる理由は3つあります。
① 火の通りをよくするため
② 焼き上がって食べるときの見た目をよくするため
③ 食べるときに、箸で皮も一緒に食べやすくするため
です。

≪ 塩加減 ≫
サンマの塩焼きは「醤油をかけるか」「大根おろしがあるか」など、食べる状況によって必要な塩加減は変わってくるものですが、
『サンマ1匹に対して塩小さじ1/3(約2g)』が基本的な塩加減と考えてよいと思います。
その他、気をつけたい事としては「できるだけ中央の身の厚い部分は多めに振るようにこころがけ、両面に均一に塩をすること」。
また、刺身になるくらい鮮度が良いサンマの場合は直前に塩をしても美味しいですが、通常スーパーで売ってあるものなら、
塩を振って15分くらい置いてから焼くと臭みもなく、美味しい塩焼きとなります。

≪ 魚焼きグリルで焼くサンマの焼き方 ≫
魚焼きグリルを使う場合は、サラダ油をさっと塗ってから2~3分「空焼き」をすると魚が網にくっつきにくくなります。
ですからまず強火で空焼きをしておき、熱くなってからサンマをグリルに移します。
サンマを入れたら火加減を少し落とし、中火で焼きます(熱源が片側の場合は途中裏返して焼いてください)。
焼けたら熱いうちにご飯と一緒にいただきましょう。大根おろしや、すだち、カボスなどを添えると一層おいしくなります!